どうも、とらほーまーです。
C97で頒布した「東方小擾乱.1」ですが、イベントにて7部、他にお礼などの無償頒布で複数部が世に出回ることになっています。そして幾つか感想などが寄せられ、やはり同人活動に飛び込んでよかったと思うところでありました。
しかし、誤字・脱字・誤植、演出上の不可解さなども指摘されてしまいましたね。まあ、ド素人が突貫で作った拙い作品ですので致し方のないことだと思います。もしニ版を出すことがあれば修正したいと思いますね。
誤字に関しては、一応ここで明らかにしておこうと思います。
21頁 呼吸が→呼吸を
23頁 そこには→そこは
54頁 言った→行った
97頁 決壊→結界
この他にもありそうですね。なにか見つけた人は連絡お願いします。
※令和2年10月6日追記 ・・・・・・・・・・
誤植として
44頁 飲んだ、→飲んだ。
49頁 湖の東端→湖の西端
92頁 三人→さんにん
95頁 さして→そして
が発見されましたので、追記します。特に49頁のものは致命的な間違いです。
※追記終わり ・・・・・・・・・・・・・・・
また、本文外なのですが、重大な誤植がありました。
これは私がイラスト担当に示した原案で、一言一句変えることなく作業は進んだはずだったのですが……。
今、頒布誌を持っている方はすぐに気が付くでしょう……。そう、現物に入れられた文字は意味合いがかなり変わってしまっていますよね。
やってしまいました。デザイン担当の誤植と言えば誤植なのですが、最終的に確認してデータを入稿したのは私なのです。なんで気付かなかったんでしょうか……。
本当に申し訳ないです。しかし、在庫を全処分して新しく刷りなおせるほどリッチではないので、捌けきるまでこのままで頒布します。一応、物語が破綻するほどの誤植ではありませんので……。逆に意味が通じてしまうがために完全な誤解が生じてしまうでしょうけども……。
私の意図したところは上の通りです。
次に内容について寄せられた感想についてです。
東方小擾乱(幻想前線義勇同盟)
— 読至朗 (@uw5JffjDlHqoewh) January 22, 2020
人里出身らしい記憶喪失の少年がチルノに拾われる話。チルノのイメージは自身家や向こう見ずといった印象が強いので、メイド妖精に対する傲岸不遜さは新鮮であった。霧の湖を挟んで別の人里があるとか、紅魔館が水運に噛んでいたりと、作者独自の幻想郷が面白い。
ところで少年の名前、次巻以降の展開に絡んでくるならともかく、そうでないなら持ち物(お守りなど)に名前を書かせておいて判明するとかの流れでよかったのでは。地の文であれだけ連呼しているのだし、もう正吉でいいじゃんと思った。
— 読至朗 (@uw5JffjDlHqoewh) January 22, 2020
チルノの氷の家は霧の湖の側にあるので、夜明けになると紅魔館で飼ってる鶏の鳴き声が聞こえてくる、というのはとても面白かった。言われてみれば確かに紅魔館なら鶏を飼ってるだろうし、鳴き声も周りに響くであろう。
— 読至朗 (@uw5JffjDlHqoewh) January 22, 2020
まあ正確には寄せられたというより、私がエゴサして見つけたといった感じですね。
感想を公開してくれる人は本当にありがたいです。
私の幻想郷観(独自設定)を垂れ流すことも主目的なので、この言葉は非常にうれしいですね。正吉については、正直なところいろいろ迷ったのですが、全ての事故に関する情報を奪いたかったのと、本名だけは読者に知っていてもらう必要が展開上・演出上あると判断してあのような形にしました。しかし、混乱や不可解さの原因になってしまったことは反省しないといけないですね。
『東方小擾乱』のチルノの⑨加減とっても好き
— ソット (@OOa0UvPc1cwkiZq) February 10, 2020
この感想は素直にうれしかったです。「チルノの「バカさ」加減」は本当にこだわって描いたものなので。
チルノはよく、中身のないスカスカ馬鹿に描かれたり、全く都合の良い馬鹿に描かれたりと、私個人的にはどうにも腑に落ちないキャラにされるので、いっちょあまり描かれないようなタイプのチルノにしようと意識しました。
紅魔郷に出てきた時のような、知能は劣るわけではないものの、どこか尊大で怒りっぽいようなチルノが大好きなのです私は。後年の作品になるほど公式でも唯の脳みそ空っぽキャラになっているのを見て愕然としました。あの鋭い目つき。あの鋭い目つきで一瞬で恋に落ちますよ。「道に迷うは、妖精の所為なの。」ってあのキッとした目で現れるんですよ。どこをどう見てもある程度学があるやないか! 馬鹿のセリフやとは思えんわ!「ちったぁ驚きなさいよ!」「ふざけやがって~!」からはこう……どこか尊大で情緒のブレーキが利かない不器用さが分かりますよね。ああ~、やっぱめちゃくちゃかわいいなこいつ。「英吉利牛のように冷凍してやる!」←比喩が独特過ぎてぱっと分からないところもすき。
とまあ日頃の個人的なイメージを同人誌らしく趣味全開でぶち込みました。
あと、「おてんば恋娘」を聞いて私はなんだか物憂げな印象を受けるのです。彼女はおそらく比較的孤独なんだろうなあと思うわけです。弱すぎず強すぎず。弱者でもなく強者でもない。まあ勝手な私のイメージですが。
おっと、つい語ってしまいました。
そうなんですよねえ、妄想優位の行き当たりばったりな作品はよくないですよね。文学的な試みなぞ一つもなく、「ぼくのかんがえたさいきょうにかわいいチルノ」を動かしているだけでは、「物語的には」おもしろくないですよねえ。二巻目以降は一応物語を動かす予定なのですが、一巻目はまるで話が進んでいないというのは反省するべきところです。
まあ、それが同人誌やし(開き直る)。
コミケ98で頒布予定の二巻目では色々な反省を活かして制作したいものです。(新型冠状病毒肺炎の影響が気がかりですが……無事開催されることを祈ります。)